[玉川ユキ]四谷快談!

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GANMAにて連載中。

感想

ブコメっぽいオカルトもの。幽霊ヒロイン。

良い感じに謎を残せて期待できるストーリー展開をしている。

ただ、1話が非常に読みにくい。途中で視点が変更するし、まだ慣れてもいないキャラクターの名前で話を進めるしで何度か読みなおした。そして、オカルト要素が低い。中途半端感がすごい。ストーリー展開は面白いがそれに関するオカルト的解釈があっても良いじゃないかと思う。独自の世界観を構築しないと凡庸なラブコメに感じてしまう。スパイスは効いているのであと一歩情景を深めてくれたら割と好みな作品な感じがする。

[渡辺静]この彼女はフィクションです。

この彼女はフィクションです。(1) (講談社コミックス)

この彼女はフィクションです。(1) (講談社コミックス)

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マガジンポケットにて連載中。

感想

「リアルアカウント」の作画をしている作者の作品。 メタネタと超常現象を上手にミックスした作品であり、挑戦的で斬新だった。

今読み返してみると序盤は下ネタやサービスカットが多く見てられない。だが、後々の新鮮な他ではあまりみないストーリー展開は一見の価値ありだと思う。

[桃栗みかん]群青にサイレン

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◆連載作品紹介◆月刊YOU

感想

いちご100%」の作者である河下水希の別名義らしい。少女漫画用の名義かも。

野球をテーマにしたスポーツモノだが、黒い感情が見え隠れし一筋縄ではいかなそう。

少女漫画連載だけあって少年誌連載中で不満点だったサービスシーンが多過ぎる問題が解消されており期待できそう。

[珈琲]のぼる小寺さん

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

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のぼる小寺さん / 珈琲 - アフタヌーン公式サイト - モアイ

感想

最近一部で人気上昇中のボルダリングをテーマにしたマンガ。

テーマのチョイスは良いし、足先のかけ方や重心移動などの描画も良く描けている。専門用語もチラっと出てきて興味は惹かれる。だが、いかんせん狙ったアングルのカットが多く残念な気持ちになる。一番問題なのが、全くボルダリングをやりたくならないことだろうか。美しい少女に焦点を当てるのではなくボルダリングの魅力をもっと伝えるようなマンガを期待していただけにガッカリだった。

[げは]SUGARLESS!

www.pixiv.net

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上記リンクにて。短編。

感想

季節モノ。バレンタインネタ。男子高校生の日常的なやつ。

こういうリア充爆発しろ的なイベントディスり系は色々とあるが切り口が新しくて良い。絵も丁寧。

他にも作者から辿れはいくつかマンガが読める。 この作者のマンガは言葉に棘があるが、その関係は信頼感に包まれているのが面白い。劇的な展開がないので刺激が薄く目を引きづらいのは難点だがじんわりした温かみがある。やはり商業に寄るとセンセーショナルなものが多いだけにwebの良さがある。

[PEACH-PIT]ローゼンメイデン

ローゼンメイデン 1 (ヤングジャンプコミックス)

ローゼンメイデン 1 (ヤングジャンプコミックス)

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LINEマンガ等で2巻無料。kindleでも読める。

感想

前作、アニメ化もされた有名な方が「Rozen Maiden」、本作が「ローゼンメイデン」なので見分けが付きづらく詳しくない人だったら新装版かと思って買わないんじゃないかなと思ったりしてしまう。

個人的にスピンオフやらifストーリーは余り好きではない。それは良かった作品を貶めるものとなるから。1つの作品からお金を吸えるだけ吸ったのならそこに残るのは面白くないお金にならない亡骸だけだからだ。言い換えるのなら面白くない話が出てくるまで作品を拡張し、面白くなくなったタイミングで作品の拡張を終える。そんなの悲し過ぎる。

そんな私が何故わざわざこのifストーリー作品を取り上げたのかと言うと、新鮮味を感じたからだ。

昔の作品には大きな自宅にヒロインが何人も住む典型的なハーレムモノが多かった。しかし、この風景は現代には相応しくない。まず、そんな家を見たことない若者の方が多くなってしまったからだ。なので、最近の作品ではマンションの1室を基点にすることが多い。

つまり、このifは巻かなかったらというifではなく、もしより読者に寄り添った状況下でこのストーリーが展開したらというifなのだ。元の作品の世界観にすがるだけでなく、新しい世界観を構築した話。それが私が感じた可能性だと思う。