[鈴木小波]アクジキ

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雑感

バトルマンガ。

1巻

誰にも感情移入できない。知らない友達が良くわからない事になる。良く分からない仲間かどうかも分からない奴らと気付いたら共同生活している。その割に多い戦闘描写は必要が感じられない。戦いの中での強さの表現や世界観の表現や絆の表現や信念の表現や何もかもが感じられない。

2巻

アクジキの見た目が全然変わらないせいか違和感しか無い。元の主人公と違いの分からない主人公を拒む親が想像できない。感動的に描かれてもそりゃそうだろって感じしかしない。これが見た目が怪物みたいになっていたり、戦闘中に数人殺してたりしたらまだ分かるけども。

伏線の貼り方が下手なんだなーと思った。機械の体なんですって言われても「そうなんだ」って感じだし、折角母親が出てきても今まで出てきてなかったから「ああ、はい」って感じだし。こういった特徴を体感させるエピソードを1つ挟むだけで納得感が違う。

3巻

緩急が無いなと感じた。敵を倒したら次の敵が出てきて、テンプレな悪役行動をしての繰り返し、主人公も良くわからない理由で強くなったっぽい演出が入って。そろそろ読むの辛い。

4巻

劣等感を感じて無理して力を開放して負けた仲間Aの敵を一撃で葬りさった主人公と、主人公を励ましたりしていたが主人公からは特に何もしてもらっていない仲間Bと、仲間Bと口聞いたことあったか忘れたような仲間Aの3人の絆が描かれている。3人で必殺技を打った後は一切仲間2人の出番は無い戦闘シーンが続く。絆。

ここに来て世界観がようやく説明される。1話にしろとは言わないがもっと早くて良かったと思う。ここら辺は納得もいくし、葛藤も妥当な物に感じる。ただやはり仲間の使い方が下手。主人公しか存在しない印象すら受ける。一応面白い部分が出てきたので最終巻に期待。

5巻

うーん、期待の3分の1くらいは埋めてくれたかなーといった所。主人公の背負っている物が少な過ぎるんだよね。主人公に取り込まれていた奴もパワーアップアイテムの印象が強くて。地球さんの言い分とか和解が一番良かったと思う。特にラブコメがあったわけでも無く子作りさせられてしまった仲間Bさんが不憫。

総評

内容としては微妙だが、マンガ図書館Zに許可を出したりと新しい試みにオープンなのは好印象。そのお陰でこうやって読んで意見が言えるわけだし、作者名も多少は記憶に残るだろう。絵は上手で個人的にも好み。ただ、キャラの見分けがたまにつかないのは良くない。

基本的に長々と世界観を文章で説明しているシーンばかり良い所だったので、もっと世界観文字でゴリ押しのマンガ描いた方が向いている気がする。