週刊少年マガジン 2016年9号

無料分

amazonのなか見!から数ページ
インフェクション
フェアリーテイル
エリアの騎士
無敵の人

感想

「インフェクション」と「無敵の人」が2話掲載。「AKB49」も終わったし新連載の時期。前号の感想書いてなかったのでついでに書いておくけど、「AKB49」の主人公が「はちじー」って言っている所が耳聞こえないから分かりやすく喋ってあげているのに気付いて、細かい所をしっかりしているマンガだなーと感心した。後、これも前号の感想なんだけど「ベイビーステップ」が非常に尖っている部分が出ていた。スポーツマンガでスポンサー獲得への努力や資金やりくり将来設計をここまでしっかり描いているマンガがあっただろうか。スポーツのお金の話をするマンガに「グラゼニ」があるがコンセプトが尖っているとスポーツマンガでもマンネリ化しなくて良い。

次号、北野詠一による新連載「てのひらの熱を」が連載開始する様子。

30センチスター(1) (講談社コミックス)

30センチスター(1) (講談社コミックス)

「30センチスター」の作者による連載、上記amazonリンクのなか見!からある程度読める。こういう音楽青春モノ好きなんだけど新連載はマガジンっぽくスポーツモノになるのだろうか。

他にも前田圭吾による「リア充の衝突」が3pだけだが掲載されている。過去作探してみたが「色は匂へど」は見つからず、「アレのあれ」だけ見つかった。絵柄は良いけど何も起こらないマンガだった。

リア充の衝突」も折角方向転換して描くという奇抜なことしているのだから、それを活かしたマンガにすれば良いのに何も関係なかった。どうせなら上下反転して掲載し、逆立ちを特徴付けたら感心したのに。少し違和感のある独特な言い回しは他のマンガにない特徴だと思うので大切にしていって欲しい。

「インフェクション」は最初のヒロインの正確の悪さと表情の作り方が非常に魅力的な作品だったが、パニックホラーとしてはイマイチ乗りきれない感じがある。下手に状況や環境を複雑化し過ぎている気がする熱心な読者じゃなければどうなっているのか掴みづらい気がする。

「無敵の人」はこの作者の持ち味を全く活かせてない気がする。ネタも仕組みも全部後出しで役満出すような奇跡も特に理由なし。最初の導入は面白かったのに結局リアル麻雀に流れるのかよって感じもするし。この作者なら普通の麻雀マンガみたいな方向に持って行かないと信じるしかない。